1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉 [本]
はやく続きが読みたくなる。。。
- 「自分が排斥されてる少数の側じゃなくて、排斥している多数の側に属していることで、みんな安心できるわけ。ああ、こっちにいるのが自分じゃなくってよかったって。どんな時代でもどんな社会でも、基本的に同じことだけど、たくさんの人の側についていると、面倒なことをあまり考えずにすむ。」
- 普遍的なレベルでの知識を得たいという基本的な願望―それは多かれ少なかれ人にとって自然なな欲求ではないかと天吾は考える―が、その男にはあまりにも希薄だった。
- 彼女にわかっているのは、今となってはもう他に人生の選び方などないということくらいだ。何はともあれ、私はこの人生を生きていくしかない。返品して新しいものに取り替えるわけにもいかない。それがどんなに奇妙なものであれ、いびつなものであれ、それが私という乗り物(キャリア)のあり方なのだ。
コメント 0